この記事では、子どもが友達を噛んだり叩いたりしたとき「叱る」以外の方法で子供に教育する方法を紹介します。
未就学児の子ども同士で、噛みついてしまったり叩いてしまったりすることってありますよね。
少し目を離していたら、他の子に噛みついてしまっていた。。。叱りたくないけどそれ以外の方法は思いつかないよ・・・
悪いことをしているのに、子どもを叱らないと、相手の親からの見え方も気になってしまうよ
このブログでは、海外で注目の育児法「ジェントルペアレンティング」について発信しています。
日本では「叱らない育児」に近いかもしれません。
叱らずに、子供の問題行動に対してどう対処するか、ジェントルペアレンティングのアプローチを活用した方法をご紹介します。
叱らない育児に類似している海外発の「ジェントルペアレンティング」
本題に入る前に、ジェントルペアレンティングについて簡単に説明します。
(不要な方は、読み飛ばしていただいて問題ありません)
ジェントルペアレンティングは、子どもとの関係を大切にし、共感や理解を基本とした育児法です。
海外では、モンテッソーリ教育と並びメジャーな教育方法の一つですが、まだ日本では浸透していない教育法でもあります。
日本でいう「叱らない育児」に似ている部分もありますが、完全に同義語ではありません。
この教育方法は、子どもの感情や行動に対して罰を与えるのではなく、共感的に対応し、子どもの感情を理解しようとする姿勢が特徴です。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ジェントルペアレンティング育児では、親子の信頼関係を構築するのにとても効果的な育児法です。
お友達に暴力を振るってしまったときの親の行動とは
1. 冷静に対処する
まず親は、怒ったり感情的になったりするのではなく、落ち着いて冷静に対応するように心がけましょう。
子供が噛んだり叩いたりしたのには必ず理由があるはずです。
子どもの行動の背景を理解しようと努めます。
2. 共感を示す
子どもの感情に共感し、その行動がどこから来ているのかを探ります。
- 「何か嫌なことがあったの?」
- 「お友達と何かあったのかな?」
と子どもが感じていることに寄り添います。
3. 行動の意味を教える
その後、「叩いたり噛んだりすると、お友達が痛くて悲しい気持ちになるよ」というように、相手の気持ちや行動の結果について説明します。
子どもに理解できる言葉で、行動が他人にどのような影響を与えるかを教えることが大切です。
4. 代替行動を提案する
「もし嫌なことがあったら、叩くのではなく、『やめて』って言ってみようね」と、適切な対処方法を提案します。
子どもが自分の感情を言葉で表現できるよう、手助けします。
5. フォローアップ
その後、子どもが友達と再び遊ぶ場面で、良い行動が見られたらすかさず褒めてあげます。
「今の優しくできたね!」など、ポジティブな行動を強化することで、適切な行動を学べるようになります。
6. お友達にもフォローする
「ごめんね」と親が率先して謝ります。
噛まれたり叩かれたりした友達に対しても、共感やフォローをすることで、両者が安心して遊べる環境を作ることができます。
周りの目が気になる
子供が悪いことをしたときに、親が叱らない対応をしたとき、相手の親が不信感を抱く場合があるかもしれません。
もしかしたら私も陰で
「しつけがなってない。何あのお母さん、関わらないようにしよう」
と言われていたかもしれません。(実際に私の耳には届くことはないので真相はわかりません)
子供と親のコミュニケーションに他人の目を気にする必要はない
周りの目を気にして自分の行動を決めるのは、正しいとは思いません。
子供と自分の関係性を築くということに目を向けた場合、周りの目を気にする必要はないですよね。
- 周りの人がどう思うか
- 陰で何を言われるか
こんなことは、本人の耳に届くことはありません。
(最近はSNSで誹謗中傷と言う形で、耳に入ることはあるかもしれませんが・・・)
自分の行動が本当に周りから悪く思われているかも分からないですしね。
子供本人は、自分の感情に寄り添ってほしいと願っています。
それなのに、全く関係ない他人の感情を予想して自分の行動を決めてしまうのは勿体無いと思いませんか?
全くの他人に対してではなく、一番身近で大切な我が子の感情に寄り添って関わり続ける方が、自分にとっても子供にとっても幸福度が高いと思います。
まとめ
今回は、自分の子供が他の子供に噛んだり叩いたりしてしまったときに、叱らずに子供の問題行動に対してどう対処するかをジェントルペアレンティングのアプローチに基づいてご紹介しました。
自分の子どもが、他の子を傷つけてしまった時は、親自身が冷静に対処するのは難しいですよね。
咄嗟に大きな声を出して叱ってしまうこともあるでしょう。
また、その子の親からの見え方を気にして、わかりやすく叱ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、親子の関わり方に、他の人の目を気にする必要はありません。
大切なのは、自分の子供がどうしてこんな行動を起こしてしまったのか?どうしたらこの問題を解決できるか?ということを一緒に考えて寄り添ってあげることだと思います。
育児は悩み事がたくさんありますよね。
この記事を読んで少しでも育児を頑張る全ての親御さんのちょっとした気づきにつながれば幸いです。