イヤイヤ期を迎えた1歳半〜2歳のお子さんは
チャイルドシートにスムーズに乗ってくれない!
こんな悩みを抱えている親御さんもいるのではないでしょうか?

子供を無理やり押さえつけても、なかなか知恵を使ってくるから乗せるのも一苦労

やっとの思いで乗せたとしてもずーっと泣いてて運転に集中できないよ・・・
できれば、子どもに気持ちよくチャイルドシートに乗ってもらって、精神的な負担なくドライブに出発したいですよね。
そんなお悩みをお持ちの方に、この記事では海外の育児法「ジェントルペアレンティング」に基づいて子供をスムーズにチャイルドシートに乗せる方法を実体験に基づいてお伝えします。
まずはベースでこの流れを実践してください。
① 事前予告をする(あと10分で車に乗るよ)
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② 子どもの気持ちを受け止める
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③ 選択肢を渡す(2択が最適)「自分で座る?ママと一緒に座る?」
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④ 儀式(ルーティン)で気持ちの切り替えをサポート
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⑤ 乗れたら1秒以内に褒める
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⑥ 乗れなかった時は、いったん距離をおく・仕切り直し
実際に、この方法で、我が子もチャイルドシートに乗ってもらっています。
100%改善したとまではいえないですが、実践前と実践後では、負担が全然違いますし、効果を実感するので、ぜひみなさんのお悩み解決の参考になれば嬉しいです。
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チャイルドシートを嫌がる原因は?

イヤイヤ期に、チャイルドシートを嫌がるのには、必ず子どもなりの原因があります。
例えば以下のようなものが考えられます。
①拘束されるのがイヤ
②見たいものが見えない・やっていたことを中断されて嫌だ
③乗る=移動の開始で気持ちの切り替えが難しい
④眠い・空腹・暑い・寒い
子どもの気持ちに共感し、受け止めていく姿勢を続けていると、子どもの原因も少しずつ予想がつくようになっていくものです。
根気よく、子どもの原因も探りながら、この後説明する対処法を実践してみましょう。
子供がチャイルドシートに乗らないときの対応方法

ここからは、実際の対処方法を詳しく事例をつけて解説していきます。
① 事前予告をする
子どもにまずは、事前予告をして心の準備をしてもらいましょう。
- 「今日は車に乗ってお出かけするからね」
- 「あと1分で車に乗るよ!乗れるかな〜?」
- 「よーし!靴を履いたら出発しようね」
子どもに楽しい気分にさせるように声かけをすることも重要です。
② 子どもの気持ちを受け止める
実際にチャイルドシートに乗る直前で「イヤ〜〜〜」と拒否したら、ここでグッと堪え、子どもの気持ちを受け止めて共感します。
- 「まだ遊びたい気持ちあったんだね」
- 「乗りたくないんだね」
- 「窮屈で嫌なんだね」
感情をラベリングするように、子どもが感じているであろう気持ちを言葉にしてあげます。
③ 選択肢を渡す(2択が最適)
イヤイヤ期は、自我の芽生えであり、自立したい時期です。自分でやりたい・興味が湧いてくるのもこの頃から。
そんな時には自分で選択させるのがおすすめです。
- 「自分で座る?ママと一緒に座る?」
- 「前のベルトと後ろのベルト、どっちを先にカチっとする?」
- 「メルちゃんと乗る?ミニーちゃんと乗る?」
2択の選択肢は、「乗る」「乗らない」ではなくて、どちらを選んでも『乗る』になる選択肢を与えるのが重要です。
④ 儀式(ルーティン)で気持ちの切り替え
チャイルドシート拒否の原因の1つに、気持ちの切り替えができないという場合もありえます。
そんな子どものために、出発の儀式を取り入れるのがおすすめ
- 「出発スイッチ、ぽちっ!」
- 「〇〇も一緒にしゅっぱつ〜」
これをすると出発なんだと思えるようなオリジナルの儀式をつくると意外と子どもも安心するケースも多いです。
⑤ 乗れたら1秒以内に褒める
望ましい行動を取ったら1秒以内に褒めましょう。
- 「自分で座れてすごいね!」
- 「乗れて嬉しいね」
成功体験としてインプットされると、またその行動がしたくなるものです。
⑥ 乗れなかった時は、いったん距離をおく
それでもダメなときは、一旦距離をおきます。
抱っこで気持ちを整えたり、水を飲んで気分を変えたり、親自身も1分程度休憩をして心を落ち着かせたりします。
親が焦っていると、子どもも敏感に感じとって、余計に泣いてしまうケースもあるので、親も心を落ち着かせて、もう一度挑戦してみましょう。
えるのは間違いありません。
実際に1歳半のイヤイヤ期突入の娘にやってみた!

筆者の子供は、1歳6ヶ月になる娘がいます。
絶賛イヤイヤ期突入で、チャイルドシートは絶対座りたくない!
歩くのも早かったからか、体を使うのがうまくて、力ずくではチャイルドシートに乗せるのは困難な感じ・・・
1時間チャイルドシートの前で格闘した日もありました。
悲鳴を上げながら、チャイルドシートを拒否して体を捻じ曲げる娘。
「チャイルドシート乗りたくないんだねぇ〜」
と共感をしてみました。
安心感を持ったようには見えません(笑)
とにかくチャイルドシート拒否しながら泣き続けていました。
「おやつ食べながらドライブする?それとも動画見ながらドライブする?」
と問いかけてみました。(この選択肢が、正しいとは思いません笑)
おやつも何個か出して、選べるようにしてみました。
すると、おやつを見たら一瞬泣き止みました。
食べたいお菓子を見つけて指をさす娘。
「じゃあ座ってお菓子食べようね。」
と伝えて、着席させてベルトを装着。
その後、お菓子を渡して、おとなしく座って食べ始めた為、無事に車を出発させることができました。
「よーし、お菓子を食べながらドライブへしゅっぱーつ!」
なんて声をかけながら、楽しい雰囲気を演出しながら車を発進させました。

今回の選択肢はおやつでしたが(相当泣き喚いていたので‥)日によってはぬいぐるみの2択でいける日もあります!笑
チャイルドシートが窮屈で泣いている場合

新生児から使用できるチャイルドシートは、フカフカの仕様なので、子どもがちょっと大きくなってくると窮屈になったり、暑くて不快になって泣いている場合もあります。
- 毎回、チャイルドシート乗せると泣いてるな‥
- 最初は、機嫌良かったのに途中からめっちゃ泣く‥
そんな場合は、チャイルドシートを変えるのも視野に入れてもいいかもしれません。
ちょうど1.5ヶ月くらいだと、ジュニアシートでも大丈夫だったりしますし、長く使えるものを買い替えるもの良いかもしれません。
おすすめはサイベックス パラス G2 という、肩紐がないタイプのチャイルドシート。
だんだん、肩紐が窮屈で嫌になってくる子どもが多くなってくるので、最初から肩紐がないタイプは魅力的なんですよね‥
でも、高い買い物だから、買って乗らなかったどうしよう‥
そんな不安があって、なかなか手を出せませんでした。
そこで、ベビー用品レンタルサービス『ベビレンタ』で、お試しをして、子どもがしっかり嫌がらず乗れそうだと確信したので、購入することにしました。
装着も楽ちんで、お昼寝しやすい!そしてジュニアシートモードは150センチになるまで対応してるので、この買い替えでチャイルドシートはもう買い替えなくていいと思ったらめっちゃ良かったです。
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今回解説したジェントルペアレンティングとは?

今回、実践した「ジェントルペアレンティング」法は、イギリスの育児作家が提唱したのが始まりの教育法で、叱るという手段を用いずに、共感や尊重に重きを置きながら、子供と接する教育方針です。
この方法を用いることで、叱ったり・無理やり押さえつけたり・脅したり(もうおいてくからね!など)をせずに、子どもがチャイルドシートに乗ってくれます。
ジェントルペアレンティングは、日本の叱らない育児と似ている部分もありますが、本質は違うので、詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
まとめ:子どもの気持ちに共感しながら試行錯誤していこう

今回は、海外で注目の育児法「ジェントルペアレンティング」に基づいて、チャイルドシートに乗らないイヤイヤ期の子供に対しての対処法と体験談をお伝えしました。
対処法を知っていても、自分に余裕がなかったり、子どもの機嫌が悪かったりすると、うまくいかないことも正直あります。
毎日が試行錯誤です。
でも、子どもって日々成長(?)していくので、昨日はダメだったけど、今日は受け入れてもらえた!ということも結構あるものです。
今日、お伝えした方法を、ご自身の余裕のある時にぜひ試してみてくださいね。
『うまくいった!』という報告のコメントがもらえたらとっても嬉しいです^ ^
まずは、ママパパの心の余裕が一番大切です。
今日の記事を読んで『全然できない〜』と落ち込む必要はありません。
少しでも前向きに子どもと向き合おうとこの記事を読んでくださる、その姿勢がすでにお子さんへの愛情たっぷりであり、素晴らしいことだと思います(上から目線のつもりは全くありません💦)
今回ご紹介した方法を試してみて、お子さんが少しでもチャイルドシートに乗らない悩みが解消してくれることを願っています。
このブログでは、ママと子どもに優しい育児をモットーに子育てが楽になる考え方・アイディアを投稿しています。
是非他の記事も見ていってくれると嬉しいです♪




