この記事では、子供が洋服を着たくない!と着替えを拒否したときに、叱らずに解決する方法を体験談も交えて紹介しています。
「洋服に着替えたくない!」
子供に着替えを拒否されて、喧嘩になるという経験は、誰しもあるのではないでしょうか?
筆者の1歳半になる娘も、着替え拒否で、ずーっと「イヤ!」と首を横に振って、服を着てくれません。
そのため、約束の時間に遅れることもしばしば・・・
イヤイヤ期に突入して、なんでも嫌になってしまって困っている。
お気に入りの洋服ですら、拒否する日も・・・
イヤイヤ期に入ってから、毎日子供に叱っている気がするよ・・・
イヤイヤ期の子供を育てている親御さんは、苦労が絶えませんよね。
このブログでは、海外で注目の育児法「ジェントルペアレンティング」について発信しています。
日本では「叱らない育児」に近いかもしれません。
叱らずに、子供の問題行動に対してどう対処するか、ジェントルペアレンティングのアプローチを活用した方法をご紹介します。
この記事を読んで、少しでもお子さんのお着替えが楽になってくれる人が増えたら嬉しいです。
「叱らない育児」≒「ジェントルペアレンティング」
このブログで発信している海外発の育児方法「ジェントルペアレンティング」について簡単に解説します。
こちらの記事をすでにご覧いただいている方は、読み飛ばしていただいて問題ありません
「ジェントルペアレンティング」は、海外では、モンテッソーリ教育と並びメジャーな教育方法の一つですが、まだ日本では浸透していない教育法でもあります。
この教育方法は、子どもの感情や行動に対して罰を与えるのではなく、共感的に対応し、子どもの感情を理解しようとする姿勢が特徴です。
日本でいう「叱らない育児」に似ている部分もありますが、完全に同義語ではありません。
ただ単に叱らないというだけではなく、親自身が一貫性を持って接し、子供の感情に共感することがとても大切になってきます。
イヤイヤ期の子供は、感情表現が未熟であるため、その気持ちを親が理解して接してあげることが大切です。
さらにジェントルペアレンティングについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
お着替え拒否の際の親の行動とは
ジェントルペアレンティングのアプローチに基づいて、子供が特定のものしか着たくない、または身につけたくないと言った場合、以下のような対応が考えられます。
子供の感情を認める
まず、子供がそのように感じる理由を理解しようとし、共感を示します。
- パジャマが気持ちいいんだね
- このシャツが一番好きなんだね
- 今は、お着替えがしたくないんだね
などと声をかけます。
選択肢を提供する
子供に選択肢を与えることで、自分で決定する力を育てます。
例えば、「今日はこの2つの中からどちらを着たい?」といった選び方を提案します。
予測可能なルーチンを作る
ルーチンを作ることで、子供が次に何が起こるかを予測できるようにします。
例えば、毎朝、服を選ぶ時間を設けることで、子供が自分のペースで選べるようにします。
理由を説明する
必要な場合、なぜ他の服を着る必要があるのかを子供にわかりやすく説明します。
「今日は寒いから、このセーターを着ようか。」といった理由を伝えることで、理解を促します。
1歳でまだ話さないから、説明しても分からないという思い込みはいけません。
子供は子供なりに親の話を理解しようと努めてくれています。
柔軟性を持つ
もし安全であれば、子供が好む服を着させるのも一つの手です。
特に外出先ではない場合や、着る服にこだわりがあるときは、子供が快適に感じるものを選ばせるのも大切です。
イヤイヤ期 真っ只中の娘に試してみた!
イヤイヤ期に突入した1歳半の娘。
お着替えをしたくない!とパジャマを脱がしてくれません。強い力で服を掴んで離しません。
着替えたくない!に共感してみる
「そっかあ。着替えたくないんだね」
と娘に声をかけてみました。
着替えを拒否して、逃げ出しました。
好きなお洋服を用意
娘は、アンパンマンが大好き!
義母からいただいたアンパンマンのお洋服があったので、それを見せて
「これ着る?」
と聞いてみました。
「こっちのお洋服もあるけど、どっちがいいかな?」
と、もう一つ母が着せたいと思っている服と並べて見せました。
アンパンマンのお洋服を選んで着せることに成功
「アンパンマン!」
と娘は指さして、興味を示したので、
今だっ!と手際よく着替えさせました。
着替えた後も、「とっても可愛いよ!似合ってるよ!」と褒めると、嬉しそうな顔をして満足げにお着替えを済ませました。
それでも着替えない日もある
アンパンマンの服が最強!と思っていると、その服すら嫌な日もあります。
そんな日は、パジャマのままお出かけすることも。
その日は、子供づれのママ友に会ったのですが、我が子がパジャマで過ごしていることを最後ネタバラシするまで気づいていませんでした。
意外と、周りはパジャマということを気づかないものだなと思いました。
どうしても着替えなかったら、諦めてそのまま出かける・お出かけの途中とかで機嫌がいいタイミングでお着替えすると割り切ってもいいのかもしれません。
まとめ
今回は、海外で注目の育児法「ジェントルペアレンティング」に基づいて、お着替えを拒否するイヤイヤ期の子供に対しての対処法と体験談をお伝えしました。
親としては、TPOに合わせた可愛いおしゃれなお洋服を着せたいと思いますよね。
しかし、子供は子供なりにこだわりがあるので、それを尊重してあげても良いのかなと思います。
私も、洋服全面にアンパンマンが描かれている洋服をいただいた時、「きっと着ないだろう」と思っていましたが、こんなに役立つとは知らず、今では自分たちでもアンパンマン洋服を調達するほどになっています(笑)
お出かけの前日の夜は、外に着て行っても可愛いパジャマを着せて、最悪そのままお出かけしてもいいように工夫することもできます。
子育てには試行錯誤がつきものです。
今回ご紹介した方法を試してみて、皆様の育児が少し楽になってくれることを願っています。