
うち子は、他の赤ちゃんより笑顔が少ない気がする‥
そんなことを考えてしまう方に向けた記事です。
赤ちゃんの笑顔は、個性や成長スピードで大きく変わってきます。
親の責任や育て方の問題ではないです。
「他の子どもや赤ちゃんと比べてしまう」心理を知って、自己理解を深めましょう。
そして、赤ちゃんだけではなくて、親のあなたも笑顔になっていますか?
自分が笑顔でなければ、赤ちゃんだけ笑顔になるのは難しいかもしれませんよ。
この記事を読んでママの心の負担が少しでも軽くなれば幸いです。
2歳の娘がいるセナママと申します。
私は、産前うつを経験していて、そこから子育てに関して書籍を読んだり調べたりするのが日課になっている育児オタクです(笑)
鬱になった経験から、心理学についても独学で勉強中📖
海外のジェントルペアレンティングという育児を元に、いろんな教育法を取り入れながら子供と向き合う日々を送っています。
赤ちゃんの笑顔は個性!成長スピードも影響

赤ちゃんがよく笑う理由:生まれつきの性格!
赤ちゃんによって、生まれもった性格・気質によって笑顔の頻度は大きく違います。
生まれつきよく笑う赤ちゃんも、もちろんいます。
しかし、控えめな性格の赤ちゃんは感情を表に出しづらく、笑顔が少ない・表情が少ない子もいます。
これは個性であり、生まれつきの性格なので、親の育て方・環境が要因ではありません。
項目 | よく笑う赤ちゃん | 笑いが少ない赤ちゃん |
---|---|---|
気質のタイプ | 感情表現が豊かで社交的な傾向 | 観察力が高く、慎重な傾向 |
笑顔の多さ | 表情で気持ちを伝えるのが得意 | 笑顔以外の方法で気持ちを表す(まばたき・体の動きなど) |
外からの刺激 | 笑って反応することが多い | じっと見つめて情報を吸収する |
安心する環境 | 賑やかでも楽しめる | 静かで落ち着いた環境を好む場合がある |
人見知り | あまり見られないことも | 慎重に相手を観察してから心を開くタイプ |
親との関係 | 表情の反応があるため関わりやすく感じる | 一見反応が薄くても、しっかり親を見つめ信頼を育んでいる |
成長面の特徴 | 社交的な力が育ちやすい | 深く物事を考える集中力・観察力が育ちやすい |
成長につれて笑顔が増える!発達には個人差がある!
生後2〜3ヶ月ごろから「社会的微笑」という人の顔や声などの外的な刺激に反応して見せる笑顔が出始めます。しかし、これも発達に個人差があり、生後4〜5ヶ月から現れる子も。
また、性格によっては外部の刺激に対して繊細に反応してしまう子もいるので、一概に「笑顔」という反応を見せないケースもあります。
だんだん、外部の刺激に対して安心できるものであると認識できたら「笑顔」を見せてくれる機会も増えるはずなので、焦らずに見守ってあげることができたらいいですね。
笑顔な赤ちゃんを羨ましいと思ってしまう心理とは?

笑顔が少ないと良くないという思い込み
赤ちゃんの笑顔について検索すると、こういった関連検索キーワードが出てきます。
- 笑顔が少ない 親の愛情不足
- 笑顔が多い子は賢い(=うちの子は賢くない?)
- よく笑う赤ちゃん 幸せ(=笑わないのは幸せを感じていない?)
こういった情報が検索関連で出てきてしまうと、不安は募りますよね。
しかし、これは科学的根拠は全くありません。
テレビ・ネット・SNSなどでは「専門的に正しい情報」よりも「不安を刺激する言葉」の方が注目されやすい傾向があります。そういった傾向から、笑顔が少ないことが良くないという誤った知識の広がりにつながってしまっていると言えます。
いい親でありたいという子供への想いの裏返し
自分の子供にとっていい親でありたいという気持ちから、他人の子どもと自分の子どもを比較して、不安な点・改善点を無意識のうちに探してしまっている可能性があります。
笑顔な赤ちゃんを羨ましいと感じて検索をしている時点で「あなたは子供に向き合っている素晴らしい親」だと私は思っています。
うつを経験した私だから、言えることは「自分を責めすぎない・追い詰めすぎない」ことが大切ですよ。
笑顔を引き出すために、親ができることはある?

日々のスキンシップ
日々のスキンシップを図ることで、親子の信頼関係を構築したり、外部の刺激を赤ちゃんが肯定的に捉えられるようになります。
抱っこしたり、手をつないだり。肌と肌の触れ合いは、赤ちゃんにとってはもちろん、親にとっても、非常にリラックスできる瞬間になること間違いなし。
日々忙しく過ごしていると、スキンシップを取る時間が疎かになりがちなので、時間を決めて赤ちゃんと向き合う時間を取ることがおすすめです。
赤ちゃんへ笑顔で話しかける
赤ちゃんに笑顔を向けることで、赤ちゃん自身もつられて笑顔を見せてくれることも。
笑顔で話しかけることで、親子のコミュニケーションが生まれます。「ありがとう」「大好き」などの愛を感じる声かけをすることで、子供の自己肯定感の向上にもつながりますよ。
スキンシップをとる時間に合わせて、赤ちゃんとお話しをする時間も一緒にとると、良いでしょう。
ママは笑顔になれてしますか??

最後にこの問いだけさせてください。
「親のみなさんが笑顔になれていますか?」
もし、今自分を客観視した時に、笑顔になれていないのであれば、赤ちゃんにもそれは伝わっていることでしょう。自分が笑顔でないのに、赤ちゃんにだけ笑顔を求めるのは無理な話です。
子育てをしていると、一杯一杯になって笑顔がなくなる瞬間もありますよね。
子どもの笑顔の前に、まずは親が笑顔になれる瞬間を増やすことが大切なのかもしれません。
もし「心がしんどい」「子育てが楽しいと思えない」と感じているのであれば、誰かに話を聞いてもらいましょう。うつを経験した私だからこそ、声を大にしてそう伝いたいです。
オンラインカウンセリング「Kimochi」 は、公認心理士(国家資格)がカウンセリングを担当する、安心・信頼のオンラインカウンセリングサービス。
オンライン相談だから、家事育児の合間に利用できるのが魅力。
プランによって1ヶ月から4ヶ月の最低登録期間(この期間は解約できない)があるものの、継続して話を聞いてもらって、カウンセラーに今の自分の状況をわかってもらうのも大切なこと。
産前・産後うつって結構多いそうです(私なんて絶対ならなさそうな人なのになりました)
精神科に行く必要があるのかな?そんな前段階のチェックとしても有効になりそう。
まとめ:親の笑顔が子どもの笑顔を引き出す

赤ちゃんの笑顔は、親子の絆やコミュニケーションを通じて育まれることを紹介していきました。
私は子供を育てるにあたり、海外の育児方法「ジェントルペアレンティング」について学んでいたため、その内容に基づいて記事内容を執筆しました。
もしジェントルペアレンティングについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
この記事は、赤ちゃんがよく笑うかどうかに悩んでいる親御さんに向けて、ジェントルペアレンティングを通じて笑顔を引き出す方法を紹介しました。
親子の絆を深め、赤ちゃんの笑顔を増やすためのヒントとして、ぜひお役立てください。