この記事では、ジェントルペアレンティング育児法の視点から「赤ちゃん・子供が笑顔を見せるようになる親子の関わり方」について詳しく紹介していきます。
友人の子供や子育て支援センターで見かける他の子を見て
この子供はよく笑って可愛いなぁ。それに比べてうちの子供は笑顔が少ない・・・
そんなことを考えたことはありませんか?
よくない!と思っていても、周りの赤ちゃんと、自分の子供を比べてしまうこと、誰しもあると思います。
よく笑う子供は賢いっていうよね。
笑顔の子供は、愛情たっぷりに育てられてるんだろうなと感じるな
こんな意見をSNSやネットで目にすることもありますよね。
自分の子供は笑顔が少なくて、他の子がニコニコ笑っているのを見ると羨ましく感じたり、劣等感を覚えたりすることもあるかもしれません。
しかし、心配はいりません。
親子のコミュニケーションによって、子供の笑顔を作っていくことは可能です。
もちろん、元々の子供の性格もあるので、今笑顔が少ないから自分はダメだ・・・と悲観はしないでくださいね。
少し子供との関わり方を変えるだけで、子供はもちろんパパママの笑顔が増えるかもしれませんよ。
- 赤ちゃんがよく笑う理由
- 自然と笑顔が溢れる親子のコミュニケーション方法
- 実践においてのポイント3選
海外で注目の育児法「ジェントルペアレンティング」の考え方も織り交ぜながら書いています。
読んでいただける方に少しでも参考になることがあれば幸いです。
赤ちゃんがよく笑う理由とは?
生まれつきの性格と笑顔の関係
まず子供がよく笑うかどうかは、その子の性格や気質に大きく影響されます。
生まれつき穏やかな性格の赤ちゃんは、外部の刺激に対してもポジティブな反応を示しやすく、自然と笑顔が多くなります。
反対に繊細な性格の赤ちゃんは、いつもと少しでも違うだけで泣いたりすることもあるでしょう。
そのような乳児期の時期にの刺激に対する反応から、幼少期の行動や性格にも違いが出てくるのは明らかです。
しかし、生まれつきの性格だけではなく、その後の環境や育て方によっても大きく影響することがわかっています。
親子の絆と笑顔の関係
赤ちゃんがよく笑うもう一つの要因は、親子の絆です。
安心感と信頼感を得られる環境で育つと、赤ちゃんはよりリラックスして、自然に笑顔が増える傾向にあります。
このような安心感と信頼感を育むために大切なのは
- 親子のコミュニケーション
です。
親子のコミュニケーションって。。。普通に生活していたらコミュニケーションは取るよね?
この話を聞いて、そのような感情を抱いた方もいるかもしれません。
日頃から子供とコミュニケーションをとっていたとしても、それが子供にとって安心感を得られるものであるかは、わかりません。
適切なコミュニケーションを図っていくことが、親子の絆を深めるためにはとても重要です。
ジェントルペアレンティングが笑顔を引き出す理由
ジェントルペアレンティングとは?
ジェントルペアレンティングとは、子供の感情や個性を尊重し、優しさと理解をもって接する育児スタイルです。
この育児法では、子供に対して常に愛情を示し、心の成長をサポートすることが重視されます。
ジェントルペアレンティングに関する詳しい内容についてはこちらの記事をご覧ください
笑顔を引き出すコミュニケーション
ジェントルペアレンティングでは、親が子供の感情に寄り添い、共感することが求められます。
ジェントルペアレンティングを用いて子供とのコミュニケーションを図るには下記のような行動が一例として挙げられます。
- 赤ちゃんが何かに驚いたり、怖がったりした時に、その感情を受け止めて安心させる
- 赤ちゃんが泣いて要望を出した時には共感して理解してあげる
このような親の行動により、子供は愛されている安心感を与え、笑顔が増える一因となります。
よく笑う赤ちゃんを育てるためのコミュニケーション実践法
よく笑う赤ちゃんを育てるためには、赤ちゃんにとって安心できる環境を整え、親子の絆を深めることが重要です。
1. 愛情をたっぷり注ぎ、伝える
毎日、赤ちゃんに対して愛情を伝えることは、笑顔を引き出すための基本です。
抱っこや目を見て話す、優しい声で語りかけるなど、日常の中で積極的に愛情を示しましょう。
スキンシップ
抱っこしたり、手をつないだりすることで赤ちゃんに安心感を与えます。
肌と肌の触れ合いは、赤ちゃんにとって非常にリラックスできる瞬間です。
ベビーマッサージなども効果的です。
アイコンタクトと微笑み
赤ちゃんと目を合わせて、優しく微笑むことで、親の愛情を伝えることができます。
赤ちゃんは親の表情を真似しようとするため、笑顔を見せることで自然と笑顔が増えます。
声かけ
ありがとう、大好きなどの愛を感じる声かけをすることで、子供の自己肯定感の向上につながります。
気がついたら携帯と睨めっこしていることはありませんか?
時間を決めて、赤ちゃんを抱き抱えて見つめ合って、声掛けをする時間を取ると、親もとても幸せな気持ちになりますよ。
2. 遊びの時間を楽しむ
子供は遊びの中で学びを得ます。赤ちゃんや子供にとって、遊びの時間は睡眠や食事を同じくらい重要です。
この遊びの時間を親子の絆を深める時間として活用することで、笑顔を引き出すことができます。
一緒に遊ぶ時間を作る
赤ちゃんとの遊びは、笑顔を引き出す素晴らしい方法です。
歌を歌ったり、いないいないばあなどの体を使った遊びをすることで、赤ちゃんは楽しくなり笑顔が増えます。
音楽やリズム遊び
音楽に合わせて踊ったり、リズムを感じさせる遊びは、赤ちゃんにとって楽しい刺激となり、笑顔を引き出します。
ベビーリトミックなどもおすすめです。
3. 安心感を提供する
赤ちゃんは、安心感を持つことで自分の感情を豊かに表現することができるようになります。
以下のポイントを意識して、生活してみることで安心感を提供することができます。
安定した日常を提供する
毎日のスケジュールやルーティンを保つことで、赤ちゃんは安心感を得ます。
予測できる環境は、赤ちゃんがリラックスして過ごすために重要です。
可能な限り、お風呂の時間や食事の時間を決めてあげると良いです。
もし難しければ、お風呂の後に食事など、順番だけでも変えずに進めてあげることができると良いでしょう。
落ち着いた環境
赤ちゃんが過ごす空間は、安全で穏やかな場所にしましょう。
静かな時間や穏やかな色合いの部屋は、赤ちゃんが安心して過ごせる環境を作ります。
4. 赤ちゃんのペースに合わせる
1歳までは、赤ちゃんのペースに合わせてあげるのも良いでしょう。
1歳を過ぎると、イヤイヤ期なども入り、なかなかペースを合わせるのが現実的に難しいこともありますが、まだ要求や要望が少ない赤ちゃんであれば、寄り添ってあげることも重要です。
無理をさせない
赤ちゃんの気持ちや体調に合わせて、無理に笑顔を引き出そうとしないことが大切です。
赤ちゃんが自然に笑顔になる瞬間を大切にしましょう。
子供の感情に敏感になる
不機嫌になっていたり、泣いたり癇癪を起こす時は、何か原因があるはずです。
全てがわからなくても、理解しようとする姿勢が、子供の信頼感へつながります。
5. 親がリラックスする
親がリラックスして楽しく過ごしていると、その安心感が赤ちゃんにも伝わります。
笑顔を向けられていると、赤ちゃんも自然と表情を真似して笑顔になる瞬間も増えるかもしれません。
子育てをしていると、一杯一杯になって笑顔がなくなる瞬間もあるかもしれません。
自分自身のストレス発散法やリフレッシュの方法を持っているといいかもしれません。
実践においての3つのポイント
①ストレスフリーな環境作り
赤ちゃんが安心して過ごせる環境を整えることも重要です。
- 安定したルーティンを作る
子供は予測可能な環境で安心感を感じます。
毎日のスケジュールやルーティンを設定し、食事、寝る時間、遊ぶ時間を一定に保つことで、子供に安心感を与えられます。 - 安全で快適な空間を提供する
赤ちゃんや子供が自由に動き回れる安全なスペースを用意しましょう。
「ダメ」が増えると親も子供もストレスが溜まります。
できれば過剰な刺激を避け、落ち着いた色合いとシンプルなインテリアが、リラックスした雰囲気を作り出しますので参考にしていただければと思います。 - 適切な休息
子供のペースに合わせて、睡眠や休息を取ることで、子どもや赤ちゃんがリラックスして過ごすことができます。
また、この休息の重要性は、親にも当てはまります。
親の心と体の余裕が、子供と向き合うために非常に重要になります。
②親の自己ケアの大切さ
赤ちゃんがよく笑うためには、親自身もリラックスし、心身の健康を保つことが重要です。親
がストレスを抱えていると、その緊張感が赤ちゃんにも伝わりやすくなります。
自分自身をケアし、笑顔を絶やさない生活を心がけましょう。
親のストレスケアについて記載したこちらの記事も参考にしてください。
③長期的な視点で育児を考える
赤ちゃんが今すぐに笑顔を見せるかどうかにとらわれず、長い目で見て育児を楽しむことも大切です。時間をかけて信頼関係を築き、赤ちゃんの個性を尊重することで、結果として自然な笑顔が増えるでしょう。
よく笑う赤ちゃんは育てられる
この記事は、赤ちゃんがよく笑うかどうかに悩んでいる親御さんに向けて、ジェントルペアレンティングを通じて笑顔を引き出す方法を紹介しました。
親子の絆を深め、赤ちゃんの笑顔を増やすためのヒントとして、ぜひお役立てください。