うちの子は指しゃぶりをするけど、同い年のお友達は指しゃぶりをしたことがないらしい・・・
ある日を境に、指しゃぶりを始めた我が子
何が原因で指しゃぶりを始めたのでしょうか?
他の子と比較して、活発な性格の子は指しゃぶりをしないような気がする・・・
指しゃぶりって愛情不足なの・・・?
性格と指しゃぶりって関係があるの?
そんな疑問を感じたことはありませんか?
指しゃぶりについて調べると
- 歯並びに影響するらしい
- 指だこができてしまう
- 寂しさから指しゃぶりを始めてしまう
マイナスなワードが出てきて、不安になってしまうこともあるでしょう。
指しゃぶりは自己調整行動とされていて、
子供の性格と発達に深く関わっています。
性格によって、指しゃぶりをしやすい子・しづらい子がいるようです。
この記事では
- どんな性格が指しゃぶりをしやすいのか?
- 育て方や環境で影響はあるのか?
- 指しゃぶりを減らせる方法は?
を解説していきます。
- こんな方におすすめ
- 子供が指しゃぶりをしていて悩んでいる
- 指しゃぶりをやめさせたいけどどうしたらいいかわからない
- 1歳〜3歳の子供を育てていて子育ての情報収集をしたい
子育てのヒントになる情報をお伝えできれば幸いです。
指しゃぶりする子の性格傾向とは?
指しゃぶりする子どもには、どんな特徴や性格があるのでしょうか?
指しゃぶりをしてしまう子の特徴
指しゃぶりは、乳幼児期における安心感の自己調整行動として知られています。
不安や疲れを感じたときに、指をしゃぶることで心を落ち着ける効果があるのです。
1歳から3歳くらいまでの乳幼児期では、子供が不安になった時の自己調整行動を持っていることが多いです。
指しゃぶりをする子は、それが安心材料的な役割を果たしているのでしょう。
感受性が豊かで他者の感情に敏感
指しゃぶりを安心材料として選ぶ子供は、繊細な子供が多いとされています。
母親や他のおもちゃなどに依存するのではなく、自己解決策として指しゃぶりを選んでいるのでしょう。
不安感、疲れなどを感じやすい傾向にあり、
感受性が豊かで、他者の感情にも敏感な性格である場合が多いです。
過剰刺激を受けやすい場合もあり、一番手軽に安心感を得られる手段として指しゃぶりをしている可能性があります。
内向的で集中力がある性格
また、指しゃぶりする子どもは内向的な傾向が強い可能性があります。
このような性格の場合、外部からの刺激に対して敏感であり、1人で安心感を得る方法を見つける能力が高いです。
言い換えると、自分の世界に没頭することが得意な場合があります。
このため、物事を深く考えたり、1人で遊ぶ時間を好む傾向があります。
指しゃぶりしない子はどんな子??
一方で、指しゃぶりをしない子どもには、次のような特徴が挙げられます。
外向的で活動的
指しゃぶりをしない子どもは、周囲の刺激に興味を持ち、アクティブに行動することが多いです。
指しゃぶりの根本の原因は、不安等ですから
- 環境への適応能力が高い
- 人見知りをしづらい
- 興味関心を持ちやすい
- 不安を感じにくい
などの性格の場合があります。
指しゃぶり以外の安定方法を持っている
指しゃぶりをしない子供の特徴として、指しゃぶり以外の安心感を得る方法を持っている場合があります。
- おっぱいを飲んでいる(授乳をしている)
- お気にいいりのぬいぐるみやアイテムがある
- ママの髪の毛を触る
- おしゃぶりを使っている
などです。
1歳から2歳の幼少期で、指しゃぶりをしていない子供は、上記のような傾向が強いです。
自分なりの落ち着き方を早くから身につけている可能性があります。
指しゃぶりは親の育て方の影響はあるのか?
指しゃぶりは性格の一部を反映していますが、それだけでなく育った環境や親子関係の影響も受けます。
環境要因とストレスの影響
親の行動や家庭環境が、子どもの指しゃぶりに影響を与える場合があります。
- ストレスの多い環境
親が忙しくて子どもに十分な注意を向けられない場合や、家庭内に緊張感がある場合、子どもが自己安定を求めて指しゃぶりを始めることがあります。 - 安定した環境の欠如
安定したルーティンや親との触れ合いが不足している場合、指しゃぶりが安心感を得る手段となることがあります。
親の対応が行動に影響
親が指しゃぶりにどう対応するかも、子どもの行動に影響を与える可能性があります。
- 過度な注意や叱責
指しゃぶりを叱ることで、子どもがかえってストレスを感じ、指しゃぶりが増えることがあります。 - 無視する対応
指しゃぶりを気にしすぎず自然に任せることで、子どもが自分のタイミングでやめることができる場合もあります。
親の不安が子どもに伝染する
親が子どもの行動に対して過剰に心配すると、その不安が子どもに伝わり、指しゃぶりを続ける原因になることがあります。
たとえば、親が「このままだと歯並びが悪くなる」「恥ずかしい癖だ」と強く思うと、子どももそれを感じ取り、逆に行動が固定化されることがあります。
指しゃぶりを軽減させるために親ができること
では、指しゃぶりを軽減させるために親ができることはなんでしょうか?
5ステップでご紹介します!
①指しゃぶりの理由を理解する
指しゃぶりは、子どもが安心感や自己調整のために自然に行う行動です。
この行動が現れる背景には、不安やストレス、眠気などが関係していることが多いです。
まずは、子どもの指しゃぶりがどのような場面で行われるのか観察して、原因を特定しましょう。
原因を取り除いてあげることで、指しゃぶりをしないことに繋がります。
②安心感を与える代替手段を提供する
子どもが安心感を得る方法を指しゃぶり以外で提供すると、自然に指しゃぶりが減る場合があります。
- 安心できるぬいぐるみやブランケット
子どもにお気に入りのアイテムを持たせ、指しゃぶりの代わりに触れることで安心感を得られるようにします。 - 親とのスキンシップ
ハグや手をつなぐなど、親子の触れ合いを増やすことで、子どもが不安を感じにくくなる場合があります。
③子どもが退屈しない環境を作る
退屈や手持ち無沙汰も指しゃぶりの原因となることがあります。以下のような工夫で、子どもの気を紛らわせましょう。
- 遊びやおもちゃを活用
指を使う遊び(ブロック、粘土、パズル)を取り入れて、自然に指しゃぶりをしない時間を増やします。 - 外遊びの時間を増やす
体を動かす遊びでストレス発散を促し、指しゃぶりの頻度を減らします。
④ゆっくりとした段階的なアプローチ
指しゃぶりを突然やめさせると、子どもにストレスを与え逆効果になることがあります。次のような段階的な方法を試してみましょう。
- 寝る前だけ指しゃぶりを許す
まずは日中の指しゃぶりを減らし、夜のリラックスする時間だけに限定します。 - 指しゃぶりを意識させない
注意したり叱ったりせず、自然に減るように促します。
⑤褒めて自信を育てる
子どもが指しゃぶりをしない時間を過ごせたときには、たくさん褒めてあげましょう。
「指しゃぶりを我慢できてすごいね」といった声かけが、子どもの自己肯定感を高め、指しゃぶりをしない習慣づくりに役立ちます。
まとめ:指しゃぶりの背景を知って個性を尊重しよう
指しゃぶりをする子もしない子も、それぞれの性格や気質が反映されています。
指しゃぶりをするからといって心配する必要はありませんし、今すぐやめなければといって特別な対策が必要なわけではありません。
親としては、子どもの行動を観察し、個性を理解しながら適切なサポートを提供することが大切です。
指しゃぶりが長く続く場合や、健康面に影響が出る場合は、専門家に相談することも検討しましょう。